血糖値について勉強のまとめ:2型糖尿病 [Health]
血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度を血糖値という。
100mL中にブドウ糖が何mgあるかで表される。
健診などで、血糖値:98mg/dLなどと表示されたりする。
このブドウ糖は脳の活動や体を維持していくうえで不可欠なため、
絶えず血液中に一定の量が維持されている。
それと、常に消費されていくので、食事で補っていく必要がある。
また、肝臓や筋肉などに別の形で備蓄され、
ブドウ糖が不足してきたらそこから補充される仕組みもあり、
食事と食事の間の血糖値のレベルが維持。
一方で、血糖値が高いとマイナスのこともある。
過剰なブドウ糖は血管を傷つける。
血液中のブドウ糖が過剰な状態が続くと、血管が傷害を受け続け、動脈硬化が進む。
その結果、失明や透析、神経障害になる確率が大きく上がってしまうほか、
血管が硬くもろくなるため、破れたり詰まったりして、脳卒中や心筋梗塞にもなりやすく、
これらは、自分や家族の生き方そのものを全く変えてしまう。
さて、血糖値は、食事をすると上がるが、
食事で血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、
血糖値の過剰な上昇が抑えられ、健康な人は上限が概ね140 mg/dL辺りとなるよう
調節される。
そして、食後2時間ほど経過すると、70~110mg/dLの辺りまで下がってくる。
これが糖尿病になると、血糖値が過剰に上昇し、食後2時間を経過しても
なかなか下がらないようになる。
これは、インスリンの分泌される量が少なく、足りない状況の場合と、
インスリンの量は十分出ているが、肝臓や筋肉の細胞で上手く作用せず、
ブドウ糖が肝臓等に取込まれにくくなっている場合の二つがある。
インスリン分泌不足は、分泌能力以上にインスリンが必要な状況が続き、
膵臓が疲弊してしまう状況と膵臓の疾患の場合などが原因と考えられている。
まずは、生活習慣としての高脂肪食の摂取や過食、運動不足などの見直しが基本。
インスリンが上手く作用しないケースでは、肥満や内臓脂肪との関連が指摘されており、
やはり食事や運動といった生活習慣の改善が必要となる。
メトホルミンのような薬が改善効果を示す可能性があるが、
生活習慣の改善がなければ、体には脂肪が溜まるばかりで別のリスクが、、、
2020-07-26 15:45
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